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2010年5月

2010年5月 9日 (日)

乳幼児の湿疹と食物アレルギー

2010年5月9日(日曜日)

昨日は連休明けの土曜にも関わらず休診にして、皆様に大変ご迷惑をおかけしましたが、昨日の早朝から今日の夕方まで京都国際会館で行われた日本アレルギー学会に出席してきました。

今回は、呼吸器内科の先生による喘息のお話、耳鼻科の先生によるアレルギー性鼻炎のお話、小児科の先生による食物アレルギーのお話など、普段にお聞きする機会の少ない皮膚科以外の先生方による講演を多く拝聴する事にしました。

中でも、とりわけ私の興味を惹いたのは、小児科の先生方による「乳幼児の湿疹と食物アレルギーとの関連」というテーマでの御講演のセッションでした。基本的には、“乳児期に発症した全身性の湿疹は食物アレルギーの合併が多いが、その後年長の発症になるに従って食物アレルギーの合併率は減少していく”との見解が総論であるとの事であり、自分が今まで患者さんに説明してきた事が間違いではないことが確認できて、安心しました。
また、最近の傾向としては、①湿疹の重症度と、合併した食物アレルギーの強さとには相関性はない、②原因食物は従来から言われている卵・牛乳・小麦・大豆に加えて、ゴマやピーナッツが増加傾向である、③初診時に獲得している食物アレルゲンの種類が少ない程、その後の経過は良好である、等という事が新たに判明してきたそうです。

このような知識を生かして今後の臨床に励みたいと強く感じつつ、帰途につきました。


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