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2015年1月

2015年1月21日 (水)

甘味料によるアナフィラキシー

2015年1月21日(水曜日)

近年甘味料、中でもエリスリトールによるアナフィラキシーの報告が増加してきています。
エリスリトールとは、ブドウ糖を原料とし、酵母によって発酵させる事によって作られる甘味料の一種です。
カロリーゼロであるのに反して、砂糖の70〜80%の甘味度が得られるため、近年のダイエットブームに乗じて、低カロリー飲料・栄養ドリンクなどに多く含まれています。
果物やキノコ類などの自然食品やワイン・洋酒・醤油などの発酵食品にも含まれているため安全な食品素材と考えられてきましたし、エリスリトール自体は分子量僅か122.12 Daの小さな糖アルコールである事を根拠に、アレルギー反応が生じる危険性はないと考えられてきました。
しかし、最近エリスリトールによるアレルギー症例の報告が散見され、かつエリスリトールアレルギーの場合、1)プリックテストなどの皮膚テストでの再現性が低い、2)二次原料の場合には表示義務はない、などの理由により診断が困難であるため、見逃されている症例が少なからず存在している可能性も疑われます。
従って、食後に生じる原因不明の蕁麻疹やアナフィラキシー症例では、エリスリトールを始めとする甘味料アレルギーも考慮する必要があると思われます。


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