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2017年1月

2017年1月14日 (土)

新生児期に飼い犬と触れ合うとアトピー性皮膚炎発症の危険性が低下するのか?

2017年1月14日(土曜日)

デンマーク・コペンハーゲンのThorsteinsdottir先生らは、生後3年間の室内犬との接触がアトピー性皮膚炎発症に影響を及ぼすか否かに関する検討を行い、その結果をAllergy誌の2016年12月号に報告されました。
その結果によると、室内犬と触れ合っていた小児と触れあっていなかった小児とを比較すると、1)室内犬を飼っていた家庭の小児においてアトピー性皮膚炎発症の危険性は有意に低く、かつ2)飼っていた犬の数が多いほど危険性はより低い、とのデータが得られたそうです。

犬と触れ合う事が何故アトピー性皮膚炎の発症を低下させるのかに関する詳細な機序は不明との事ですが、いわゆる"衛生環境仮説"と同じく、ある程度不衛生な環境下で生活する方が免疫寛容が得られてアレルギー疾患を発症しにくいという事の一環なのでしょうか?

これまでには私はアトピー性皮膚炎の子供さん達の親御さんに対して、犬に関しては出来れば飼わない方が良いでしょうとお話してきたのですが、果たしてアトピー性皮膚炎発症後にも犬と接する方が良いのか?、発症後には接しない方が良いのか?、など難しいところです。
今後のさらなるデータの集積に期待したいと思います。

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