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2017年11月26日 (日)

抗ヒスタミン薬と肝腎障害

2017年11月26日(日曜日)

一般的に皮膚科医が最も多く使用する内服薬と言うと、蕁麻疹抑制や痒み止めの目的で使用する抗ヒスタミン薬でしょう。
抗ヒスタミン薬に関しては、従来、抗ウイルス剤や抗真菌剤と比べて、肝臓や腎臓が悪い患者さんに対する使用はそれほど留意しなくても構わないと考えられてきました。

しかし、今月の11日に開催された阪神アレルギーシンポジウムで、兵庫医大皮膚科の今井康友先生は、抗ヒスタミン薬を使用する際にも、その薬剤が肝代謝型か、腎排泄型かという事を考慮に入れながら使用する事が望ましいという事を教えて下さいました。

今井先生の御講演によると、抗ヒスタミン薬のうちで、
肝代謝型:エバステル、アレジオン
肝代謝型だけど腎機能にも留意する必要がある薬剤:クラリチン、デザレックス
腎排泄型:ザジテン、ニポラジン、タリオン、アレグラ、ビラノア
腎排泄型だけど肝機能にも留意する必要がある薬剤:アレロック、ジルテック、ザイザル
というような分類がなされるそうです。

私もこれまでには、抗ヒスタミン薬の肝腎障害に関しては余り気にせず処方を行っていましたが、今後肝臓ないし腎臓が悪い患者さんに対しては、このような点を考慮に入れて薬剤を選択していきたいと考えた様な次第です。

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